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「新幹線に間に合う」について、冷静に考えてほしい

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毎度お世話になっております。

若年性おっさんコラムニストのレディ夫です

 

今日は、帰省する新幹線に乗りながら書いております。

 

仕事を終え、急ぎに急ぎ

なんとか終新幹線に間に合いました。

 

さて、ここでいう「新幹線に間に合う」とは

在来線のそれとは、質を異にしているのをみなさんはおわかりでしょうか!?

 

 

あなたは、新幹線に決して間に合ってはいまい

間に合うについて

間に合うというと、皆さんは

すんでのところで乗車に間に合うという風に考えるでしょう。

 

いやはや、それは当たり前のことで

間に合うとは、遅れそうな時間のはざまの中でのせめぎあい

生と死のギリギリのやり取りの中で、なんとか移動手段にこぎつけるという意味合いがあるからです。

 

在来線の場合は、その昔は掲示板に掲げられた時間に間に合うという意味合いだったのでしょうが

いまでは、乗り換えアプリの逆算の末に、

この時間に乗れば間に合うという時間の電車に乗れるという意味合いになってきていますね。

 

飛行機の場合は、搭乗受付です。

 

様々な間に合うがございます。

 

その中でも、新幹線の「間に合う」は

同じ電車であっても、在来線のそれとは違います。

 

新幹線の間に合う

現在の日本において、長距離移動で取りうる手段というのは

主に3つございます。

 

新幹線

長距離バス

飛行機

 

この3つであります。

 

そして、この3つが使われる状況というのはこれまた全く異なっている。

 

長距離バス

金がなく、夜の寝ている時間を無駄にしたくないときに用いられる。

移動中は、ほかの作業を行うことが極端に困難で

楽しみと言ったら、夜のサービスエリアくらいのものである。

体も休まらず、過酷の一言に尽きるのがバス移動だ。

 

飛行機

そこそこの安さもある上におそらく一番早い。

搭乗の手続きや飛行場までの移動を考えるとスピード面で

そこまでメリットは出せないが

価格と速さのバランスから言うともっとも効率が良いと思われる。

 

 しかし、手続きが面倒であったり、

飛行場まで移動が面倒であったり

そもそも怖かったり。

 

私は乗るたびに、イヤープレーンという耳栓を買わなければならなかったり。

イヤープレーンというのは、気圧の変化を軽減する耳栓です。

耳痛くなりますからね。

 

やはりちょっと面倒なのが玉に瑕ですね。

 

新幹線

新幹線は、鉄道の延長なので手軽さがウリですね。

飛行機よりは遅いですが、そこそこのスピードで行きたい場所についてしまうのも魅力です。

その代わり、高い。

 

新幹線は中間の乗り物

新幹線は、バスよりも早いけれども飛行機よりは遅い乗り物です。

何事も中間というものは、メリットを見いだせないものです。

 

そこで、新幹線の良いところを考えてほしい。

 

そこそこの速さで、そこそこ行動の自由がある。

 

そうなってくると、中で快適に過ごすことが目的になるはずですね。

 

新幹線は速いといっても、1時間以上は余分な時間ができます。

バスとは違い、常識の範囲内ならいかようにもできます。

 

だから、新幹線の良いところとは快適さにほかならないのです。

 

新幹線に間に合え!

そう、だから新幹線に間に合うとは

「酒、弁当、書物を厳選してもなお、乗車時間に乗り込める」

ということであります。

 

バスも、飛行機も、時間に間に合えばいいのですが

新幹線だけはそうもいきません。

何もしないのにはもったいないだけの時間が、目の前に用意されるからです。

 

新幹線に間に合ったというのは、終電ギリギリに乗り込んで

無為に3時間を過ごすようなことではなく

弁当、酒、書物を買い込んで、これから起こるであろう3時間のスペクタクルに思いをはせる時間があるということなのではないでしょうか。

 

まあ、新幹線は大体寝るんですけどね。

 

ってな感じで。