ずっとマスクをしている人は、シュレディンガーの猫の実験でもしてるんですか?
私が今所属している会社に、ほぼ毎日マスクをしてきている方がいらっしゃいます。
マスクをしているからと言ってなんら問題はなく、
私の中で、自然と顔が形作られていっており、
想像で補完されたその人と話し続けておりました。
もう会社に来て1年は経とうかというこの時期に、ついにその人の素顔を見ることが出来たのですが
最初は、誰だかわかりませんでした。
しかし、周りの人間がその人の名前を呼ぶものですから
なんとかばれずにはすみました。
しかし、なんともしっくりこない。
その人と話していると言われても、私の頭の中にはもう一人その人がいるのです。
そこで私は思いました、これは量子力学だなと。
シュレディンガーの猫
シュレディンガーの猫というのは、
箱の中に猫と毒ガスが五分の確率で発生する装置を入れ込んで、
次に箱を開けた時に猫が生きているか死んでいるのかは箱を開けるまで決定されてないとかいうよくわからん話です。
箱を開けるまでは、箱の中には猫が生きている状態と死んでいる状態が二つあって、
箱を開けたとき、初めてその結果が確定するという
量子力学の話らしいです。
そうですね。
マスクの人は、シュレディンガーの猫を体現しているのだと私は思います。
私が話していたあの人は、
マスクを取るまで、私が想像していたその人の顔かもしくは今の私が視認した顔の二つのどっちになるかわからない状態だったんですよ。
量子が混ざり合って、まだ確定していなかった状態だったに違いありません。
残念ながら、マスクを取ったその顔は私が想像していたものになるという結果は訪れませんでしたが
五分と五分の戦いに負けたのですから、それはまあ仕方のない話で
私の想像は決して間違っていたわけではなく、
量子がちょっといたずらしたってだけの話なんじゃないですかね。
というのは真っ赤な間違い
この記事を書くにあたって、シュレディンガーの猫を調べたんですけど
「箱を開けるまでどっちの結果になるかわからなくて、箱を開けてから結果が確定するという説」と考えられがちですけれど、
なんかそうじゃないみたいです。
実は「そういう説って矛盾があるんじゃない」という批判のために作られた例みたいですね。
量子力学が言うところによると、
量子みたいな小さいものは、結果が混ざり合った状態とかいう摩訶不思議アドベンチャーが起こっていて、
観測する(箱を開ける)ことによって結果が確定することがあるみたいな話なんですが
シュレディンガーの猫が言いたいことは、
そういう小さいものの理論を大きいものの理論に持ち込んでみたぞ
ほら、猫さんが生きてるか死んでるかの状態が混ざり合ってるんだ
どうだ、見るまではどっちも起こってるんだ。
見るまでは確定してないんだぞー
っていうのは流石に無理がないですか?
という批判のために用いられたんですって。
マスクの話なんてまさにそうですよね。
まあ、確かにマスク取るまで顔が混ざり合ってる状態とか言われたら
この人とは関わり合いにならない方が得策だぞと思うにきまっています。
でも、なんか最近ではそういうマクロな話でも通用するとかいう説もあるみたいなんでよくわからないです。
誰か教えてください
こんな記事になる予定じゃなかったのに、
シュレディンガーの猫を調べると今までのシュレディンガーの猫観が一変するようなことばかり書かれていたので
流れ流れてこんなところにたどり着きました。
違うぞとかあったら、教えてください。
私はまだ、ネットでしかシュレディンガーの猫を知らないのですから。