ファーストフードに並ぶ人を馬鹿にしないでください!
この前、駅前を歩いていたら
かつてはファーストフード界にその名を馳せた
某ハンバーガーチェーンに長蛇の列ができていた。
長蛇といってもたかが知れているのだが、
その折、このような考えがよぎった。
この人たちは、ファーストフードの良さを全く理解していないのではないかと。
ファーストフードから速さを意味するファーストを取ったら
何の変哲もないフードになるではないかと。
なんなら速さを優先して、味のクオリティを下げ
価格を安くし、回転率を上げているのだから
ファーストがなくなれば、フード以下になるのではないか。
ファーストの役目
いま、ハンバーガー界ではファーストの役目を終えつつあるように感じる。
正直速さでは牛丼屋の方がはやく感じる上に
値段の割に量もある
ハンバーガーが席巻していたころよりも
和式のファーストフードの復権が見て取れる。
今、ハンバーガーは安いことや速いことは求められていないのだ。
ようやく食べ物の原点、「味」にたどり着いたように思える。
某ハンバーガーチェーンの凋落により
気軽に食べるものではなくなってしまったハンバーガー
また、高級ハンバーガーの登場などにより
どんどん海外の料理という側面が強くなってきている気がする。
そう、今あのハンバーガー屋さんに並んでいるのは
安さや速さを求めている人たちではなく
ひと時の非日常・海外の料理を楽しみに来ているのである。
凋落がもたらした思わぬ勃興ではあるまいか。