カレーうどん考 そろそろ日本人はカレーうどんと向き合う時なのではないか。
和食
最近では、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
世界でも注目されている日本食のことだ。
和食と言うと何を想像するだろうか
寿司、てんぷら、すき焼き
こういった4番バッターたちの顔ぶれが目に浮かぶ。
カレーうどんのことを誰が和食と呼ぼうか。
だが、カレーうどんも立派な和食ではないか。
日本人は今、カレーうどんについて考える時なのではないか。
カレーうどん考
カレーうどんが示す和食の種類
和食といえば、わびさび。
職人が手間暇かけて作る絶品料理という印象が強かろう。
そんな花形和食に隠れた荒くれ和食ももちろん存在する。
その一角を担うのが改造和食ではないだろうか。
日本人といえば改造。
それは、食にも表れている。
B級グルメなどはその良い例だ。
今まで混ぜられてこなかった具材と具材を混ぜ合わせ
新しい味を生み出しているのがB級グルメだろう。
そして、具材レベルの掛け合わせを離れ
料理と料理のコラボレーションを果たしたグルメが存在する。
私はそれらを「ハイブリッド和食」と呼んでいる。
ハイブリッド和食の代表選手がカレーうどんだ。
このほかにもカツカレーやカレーパンなど
様々に存在するハイブリッド和食
和食という高貴なくくりに入れていいのかと疑問に思う方も多かろう。
しかし、もはや日本食を語る上では外せない重要なファクターになっているのではなかろうか。
そうだ、これらの庶民の味も和食なのだ。
カレーうどんには疑問が絶えない
カレーうどんは魅力がいっぱいある
それと同時に、カレーうどんにまつわる解決しなければならない疑問も数多く存在する
①世界一汁が飛ぶ食べ物はなんなのだろうか。
日本一汁が飛ぶ食べ物はカレーうどんに違いないだろう。
飛沫界の首領。
うどんという重くて、つるつるの麺
汁の色・粘性
これらの観点から、汁が飛んだ時のインパクトは非常に強い。
日本警戒料理大全で真っ先に特集されていてもおかしくはない
しかし、カレーうどんは世界で戦える料理なのか。
西洋ではミートソーススパゲッティという強者も存在する。
はたして世界一飛沫が気になる料理というのはなんなのだろうか。
②うどんの汁が飛ぶ瞬間は?
日本人の多くが被害を受けたことがあるカレーうどんの汁。
その大きな原因の一つに汁が飛ぶ瞬間を知らないことが挙げられないだろうか。
カレーうどんを細心の注意を払い、食べ切り
汁を防ぎ切ったと大喜びをしていたのも束の間
知らず知らずのうちに、服に斑点が出来ていたという経験も少なくはなかろう。
そう、防ぎ切ったつもりでも
カレーうどんはその警備の目をかいくぐり、
我々に攻撃を仕掛けてくるのだ。
それもこれも、我々がカレーうどんの飛び立つ瞬間を把握していないからこのような問題が起こるのだろう。
「日本人は自分たちの料理をうまく扱えていない」
そんな誹りを受けるその前に、
日本人は一度カレーうどんに立ち返る必要があるのではないか。
日本人はカレーうどんに向き合う時に来ている
カレーうどんは素晴らしい和食だ。
しかし、カレーうどんにまつわる疑問が多いこともわかっていただいたと思う。
ここに挙げたのはほんの一例だ。
疑問を提示して解決しないというのも変な話なので
カレーうどんに関して考えたことは、随時載せていくつもりだ。
みなさんのカレーうどんライフが、実り多きものになるために
ってな感じで。