発想セクション

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今話題のハラスメント業界で一番過酷なのは「優しいハラスメント」ではないか

今巷をにぎわせている「ハラスメント」

 

 

昔は、セクハラという言葉しか聞かなかったのに

パワハラが出来て以降

モラハラだの、アルハラだの、アカハラだの

枚挙にいとまがないですね

 

 

軽く調べたら

degitekunote.comこんな記事が出てくるくらいですから。

 

 

そんな中でも、私が一番恐ろしいと思うのが

「ジェントルハラスメント」

そんな言葉があるのかどうかわかりませんが

人から優しくされる「ハラスメント」に

我々はどう対処していけばいいのでしょうか

 

 

[:cotnents]

 

ジェントルハラスメント

ハラスメントの変化

ハラスメント【harassment】

  1. 嫌がらせ。いじめ。「セクシュアル―」「パワー―
  1. [補説]英語では、苦しめること、悩ませること、迷惑の意。

 ハラスメントは、言葉の意味では嫌がらせだのいじめだのになります。

 

 

しかし、昨今の「ハラスメント」は違う意味を持ちつつあります。

 

 

かつては、仕掛ける側からの言葉でした。

仕掛ける側の意図のある「嫌がらせ」や「いじめ」

攻撃としての意味合いが強かったのです。

 

 

今のハラスメントは違います。

感じ取る側の言葉になりつつあります。

 

 

ハラスメントを行う側が、全くそういった意図がなくとも

受け取る側がそう感じ取れば、全てハラスメントになります。

 

 

ハラスメントは、

嫌がらせから嫌なこと

に変化しつつあるのです。

 

「優しい」こともハラスメントになりうる

だから、モラルを注意するという

人道的には間違ってないようなことも

過剰になるとハラスメントになるのです。

 

 

これまでは、

モラルを持ち出して

良いことを言っている風に

相手を攻撃する

と言う行為自体、攻めにくい側面がありました。

 

 

しかし、ハラスメントの拡大により

そういった悪意に対して、受け取る側の主張を言いやすくなった

そういう背景があります。

 

 

そんなハラスメントという言葉を借りて、

私が言いたいのは優しいというハラスメント

ジェントル・ハラスメント

 

 

このハラスメントの厄介なところは、

相手に攻撃の意図が全くないということです。

 

 

しかし、受け手は嫌だと感じる。

相手の優しさが故に、言い返すことが出来ない。

その堆積がハラスメントとなって押し寄せてくるのが

ジェントル・ハラスメント。

 

 

私が、職場で受けているジェントル・ハラスメントは

よく食べるキャラがついてしまったことから端を発しています。

 

 

食堂のおばちゃんは、盛りを良くしてくれ

職場の先輩は、必ず大盛りを頼んでくれる。

食堂に晩飯を食べに行くと、ライスにカレーをかけるサービスもしてくれる。

 

 

優しい。

実に優しい。

愛に満ち溢れている。

 

 

だが、違うんだ。

気づいてくれ。

人間には、気分と言うものが存在する。

 

 

今日は、そんなに食べたくないという時も

盛りを良くされる。

そして、量が少ないと心配という名のがっかり感を食堂が襲うのだ。

 

 

私が、晩飯を麺類にしてもライスを頼むのは

汚い話、スープとライスの調和を楽しむためだ。

カレーなんてかけようものなら、楽しめない。

 

 

だから、止めてくれとは言えない。

 

 

彼らの目は善意に満ちている。

 

 

私を純粋に喜ばせようとしてくれている。

 

 

そんな、彼らの目は裏切れない。

 

 

私は、今日も優しさを受け入れる。

優しいというハラスメントを受け止めるのだ。

 

 

優しさは時に牙をむく

過度な優しさは、時に人を傷つける。

そして、傷ついた人はなかなか言い出せない。

なぜなら、反撃する先がないからだ。

 

 

他のハラスメントは、悪意に反撃が出来る。

相手と刺し違えてもいいと思える。

 

 

しかし、善意には反撃が出来ないではないか。

 

 

それが、人を傷つける。

これも、立派なハラスメントではないか。

 

 

ってな感じで。