バレンタインデーよりも恐ろしい義理バレンタインデー
バレンタインデー（仮）
昨日は、バレンタインデーでしたね。
何が何でも昨日は、バレンタインデーだったんですよ。
そう昨日は、義理バレンタインデーでした。
バレンタインデーが土日に被った時にだけ現れる「うるうバレンタインデー」
俗にいう義理バレンタインデー。
まあ、俗に言ってるのは私なんですが。
愛でも友情でも日頃の感謝でもなく
義務感という名のチョコのみが飛び交う日
その日はバレンタインデー直前の平日に突然姿を見せるのです。
世にも恐ろしい義理バレンタインデー
私はこの日ほど恐ろしい日はないと思います。
愛や友情が関係ないのはもちろんのことなのですが、
日頃の感謝という衣を着て、提供されるにもかかわらず
そこにあるのは義務感だけ
本チャンのバレンタインデーしかない年であらば、
義理チョコに紛れてやり取りされる、本命チョコの数々があり
本命チョコのドキドキや友チョコのキャピキャピ感
その他もろもろの陰に隠れてひっそりと息を引き取っていくついでのついでの義務感
それであるからなんら問題ないのですが
本チャンのバレンタインデーが休日に存在するがために
職場という義理・義務感でしかないが渡さないと角が立つモンスターに
エサを提供しなければならない
そんな日が義理バレンタインデーだ
ほとんど義理チョコしか流通しない不毛な日だ。
義務感
何が恐ろしいかって義務感の一言に尽きる
渡す方も義務感でやっていれば、
もらう方も義務感でやっている。
どこぞの記事で「義理チョコはもらえるだけでうれしい」とかいう寝ぼけたアンケート結果が出ていたけれど
そんなはずがなかろう。
我々は、義理チョコをもらった瞬間に義理お返しを考えなけばいけないんですよ。
バレンタインデーは宝くじと一緒
こういうことを言うと、バレンタインデー叩きの旗頭なんぞに担ぎ上げられたりしてしまうことがあるけど
私は何もバレンタインデーをたたきたいわけではなくて
何ならバレンタインデーは好きだと叫びたい。
往年の名曲「バレンタインキッス」をわざわざ再生しなくても聞けるようになるからという理由でもあるけれども、
そんなことよりも
「もしかしたら、急に呼び出されてチョコを渡されるかもしれない」
という夢への投資でもあると思っているからです。
バレンタインデーは、宝くじと一緒で
参加することに意味があります。
宝くじほどの低い確率ではありますが、
もしかしたら、急にかわいかったあの子とかから呼び出しがかかるかもしれない。
そんなワクワクドキドキを誰もが味わったことがるはずで
そのワクワクドキドキを味わうためにバレンタインに参加する。
たとえもらえなくても、もらえるかもというドキドキ
それがすでに楽しいことに気づかないと。
そうしたら、もらえなくてもなんら悲しくなくなります。嘘です。
バレンタインデーは悪くない
こんな風にバレンタインデーは基本的には悪くないんです。
義理チョコが悪いんです。
じゃあ、義理チョコを生んだのはだれか。
多くの人は、お菓子会社が悪いとかそういった意見に翻弄されがちですが
そんなわけはないと思います。
お菓子会社が義理チョコをピックアップする前に
義理チョコを始めた輩が必ず存在するはずなのです。
私は、義理チョコは生まれるべくして生まれたんだと思います。
日本人は、一人にあげてほかの人にはあげないという器用なことが出来ない人種です。
バレンタインという文化が持ち込まれた時点で
誰か気の回せるやつが、どこにでもいる気の回せるやつが
会社の上司にも渡そうと思い立ち、
そうなってくるともう芋づる式で
誰もが会社の上司に渡さなければいけないと思い込むようになっていってしまったのに違いないのです。
それが、最初は本当に感謝やら媚やらだったかもしれませんが
いつしか義務感に姿を変えて、生き延びていったのです。
もう、今となってはやめられません。
日本人は右倣えで義理チョコを渡し続けるのです。
渡す方も渡される方も、億劫なのであればやめられればいいのだけれど・・・。
バレンタインデーは好きなの
何回も言いますが、バレンタインデーは好きなのです。
ただ学生時代まではそこそこ適当にかかわりあえたバレンタインデーですが
社会に出た瞬間のこの重みにすこしうっとうしさを感じたというだけです。
誤解しないでほしいのが「バレンタインキッス」も好きですが、
国生さゆりも好きだってことです。
少し前に批判された国生が値下げされるCMも大好きでしたし。
国生は昔より、今の方がかわいいなぁとしみじみ思うくらいには好きですし。
昔の国生が好きというか、今の国生が好きなんだということは誤解しないでほしいです。
誰も誤解してないか。
